母牛の死

 朝牛舎に行ったら、超早期母子分離の4頭が、居なくなっていた(T_T)/~~~  水飲み場側から、脱走したらしい。親牛の所に行ったかと思ったら、自分が生まれた部屋を目指したらしい。母親と一緒にいたくまこ以外は、大牛舎で見つかった。
 全員部屋に戻し、人工哺乳。母親の乳を吸ったくまこ以外は、全部飲み乾してくれた。明日からしばらくひとりだが、この頭数をひとりで人工哺乳するのは、結構大変かも知れない。
 朝から、あかねが鳴きながら歩いているのが気になった。牛が鳴く時は、たいてい理由がある。母親を捜したが、見あたらない。探索したら、草むらの中に亡骸が倒れていた。11歳だが、よく太っており、昨日まで元気だった。
 牛は、背中を下にして倒れると、起き上がれないので腹にガスが溜まり死んでしまうのだ。状況から見ると、死因はそれらしい。突発的事故で防ぎようが無いが、過密放牧すると起こりやすいような気がする。もうちょっと、ここの牛を減らすべきだ。
 獣医さんが来るので、妊娠鑑定を受ける牛を、捕獲しておかなければならない。
 見回りに行ったら、出産間際のオレンジ43番が、見あたらない。あっちこっちにある放牧地内の竹藪の中を捜して歩いたが、見つけることは出来なかった。
 牧柵修理をして回った。支柱が錆びていて、根本的に全部やり直さないと駄目なところも多かった。
 出荷する子牛達に、予防接種をした。その後、各放牧地を回って、スタンチョンに繋いだ牛の、妊娠鑑定をしてもらった。14頭が、新たに妊娠していることが解った(^O^)/
 
 孤児あかねは、まだ生後1ヶ月半だ。制限哺乳をして、配合飼料を2kgも食べられるように育てた子牛なら、直ぐに離乳できるのだが、親と一緒に放牧地を歩き、牛舎でちょこっと配合飼料をつまみ食いした程度の子牛には、離乳は早すぎる。でも、ここまで育つと、絶食させても哺乳瓶は吸わないことが多い。
 一応哺乳瓶を挑戦してみたが、全く吸わなかったので、ストマックチューブで流し込んでやった。
 これだけ働いても、全然仕事が終わらなくて、疲れたのだ。