牛の移動


 出荷まで、あと二日。これで、5回目の出荷なのだが、ちょっとだけいつもよりゆとりがあるような、無いような・・・。
 出産が近い牛は、牛舎に連れかえらなければならない。そのためには、部屋を開けなければ・・・。あかね、くるみ、希望太郎と、その母親達を、小屋下放牧地に出した。せっかく、昨日四頭出したのに、三頭入れたら一頭しか減らないではないか!
 灯台下から、黄色の50番を連れかえった。大浦から連れかえろうとした母牛は、引っ張っても動かず、エライ苦労をして、車で引っ張った。
 黒島崎には、出産予定の牛はいないと思っていた。ところが、見回りに行ったら、子牛が立っていた。大きなオス子牛だ。親はトマトなので、子牛は『苫斗太郎』(金幸福)になった。すぐに連れかえる。俺が居るときで良かった。

 今回は、車検のために、ユニックも船に乗せる。軽トラもハイラックスも、パンクやチューブレスバルブの劣化で、空気が抜けてしまうので、修理が必要だ。タイヤを取り外し、ユニックに乗せる準備をした。