電気工事 すきしゃぶ

 結構、沢山の雨が降った。雨の日は、古傷が痛む。最近、特に半月板を取った両膝が痛み、そろそろメンテナンスをしないと、使えなくなるかも知れない。整形外科を調べてみた。今度、鹿児島に登るとき、受診しよう!大事に使えば、一生使えるのだ。
 雨の日は、体の痛みもあって、憂鬱なのだ。スコップを持って、雨水の流れを変えたり・・・。

 最近、黒豚ローズとの緩い関係に、亀裂が入りそうである。あまりに長い間、電気が使えない状態なので、ローズのねぐらである堆肥舎と、牛舎の間に張った電気牧柵に電圧がかかっていないことに気づかれてしまったのだ。ローズは、牛舎に来ればエサがあることを知っている。今日も、カビが生えたエサを入れてあったバケツがひっくり返されていた。これは食べられても良いのだが、散らかされるのは困るし、次は使えるエサを襲われないとも限らない。
 電気の復旧工事をすることにした。

 ブレーカーを落とし、100V線を元から丁寧にたどり、断線しているカ所を調べた。高所作業なのだが、まともなハシゴが無いのだ。脚立を伸ばして使ったが、脆くなっていて折れてしまった。別な脚立を用意した。
 探査の結果、切り草小屋の入り口で、銅線が腐食して細くなり、断線しているのを発見した。銅がこんなに溶けてしまうのだ。亜硫酸ガス、恐るべし!
 被覆を向いて、綺麗な銅線を出し、リングスリーブで接続し、ビニルテープで丁寧に巻く。
 ブレーカーを入れたら、おおおっ!牛舎の電気が着いた!すぐに、ローズの電気牧柵も修理した。
 畜産家として、お肉の美味しい食べ方についても、世に広く伝えなければならないのだ!
 今夜は、ガッコの先生(♂)二人と、黒毛和牛のすきしゃぶをした
 正統派すき焼きは、まず肉を焼き、そこに野菜、豆腐と割り下を入れ、煮る。これでは、肉に火が通りすぎ、甘みも旨味も抜けた残骸しか残らない。味がしみて美味しいという意見もあるが、和牛本来の美味しさとはほど遠い。
 すきしゃぶとは、牛脂を先に炒め、野菜、豆腐と割り下を入れて煮て火が通ったところに、肉を食べる分だけ入れて色が変わったらすぐに食べる。甘みと旨味が口いっぱい広がり、至高の幸せを感じることが出来るのだ。
 つゆだくのでやるのがコツだ。一度、お試しあれ!