二番草刈り取り開始


 雨が上がり、スッキリとした秋晴れになった。これは、刈り取るしかないでしょう!いろいろ準備をした。
 そういうときにかぎって、事件は起こるのだ。
 馬放牧地に放してあったナカボクが、エサで呼んでもやって来ない。立ちたくないようだ。耳を触ったら、とても暑い。体温を測定したら、41.7℃もあった。彼女は、北海道でも、周年昼夜放牧を経験してきたベテランで、昨日の雨くらいで風邪をひくなんて・・・。マイシリンを注射し、牛舎に入れてやった。
 一週間後に出産を控えた母牛を、大浦放牧地から引っ張って帰った。本当は、もうちょっと早くに牛舎に入れたいが、月末にならないと空きがないのだ。

 やっと、刈り取りをはじめた。ディスクモアもファーガソン4255も、一応整備したのだが、ギアを一速高いもので作業できるようになりはしたものの、俺の考えた速度では作業できなかった。ディスクモアの刃を研ぎ直し、Vベルトを交換しなければダメなのかな?
 それでも、夏より一速早く作業できて、意外に快適だ。瀬棚の農場と違い、ボンヤリしていても、余裕で作業できるのも嬉しい。平らで四角い採草地なのだ。

 刈り取りに集中していて、4時からの奉仕作業の時間にちょっと遅れてしまった(^^;;;  
 出かける準備をしていると、カイトが俺の挙動から出かけることを察知し、片時も目を離さない。このまま牛舎に置いていくと、絶対に俺を捜して集落に降りてくる。仕方ないので、車に乗せて行った。いろいろ乗った荷台で、二頭とも大人しく待っていた。ほっ!