刈り取り・反転

 海はべた凪だった。カヤックで釣りをしたら、最高だろう。何時かね!
 高気圧の動きは、思ったより速い!晴天続きの予報は、変更になっていた。悩むが、次の晴天を待っていると、また次の市場に行かなければならない。一気に刈り取ることにした。
 灯台下の採草地は、湾の採草地より草は伸びていたが、青の20番による食害が、思ったより酷かった。彼女は今、移動された黒島崎放牧地で、平和に脱走せず暮らしている。さっさと移すべきだった。
 朝露に濡れた草は、負荷が大きいのか?ディスクモアのVベルトが滑りやすく、確実に刈るためにはギアを落としてゆっくり作業するしかなかった。かなりパンパンに張っているのだが・・・。
 ゴロウとカイトは、牛舎に置いてきたのだが、エンジンの音で俺の場所が解ったようで、作業しているところまでやって来て、見張ったりバッタを捕ったり・・・。
 刈り取り後、すぐにテッターレーキを取り付けて、湾の採草地に行き、テッターをかけた。涼しいとは言え、南国の日射しで、白っぽくなっていた。ちゃんと乾いてくれたらいいなぁ。頑張って、両方の採草地に、二回ずつテッターをかけた。
 秋の日はつるべ落としと言うが、照明がない牛舎では、とても困る。慌てて作業したのだが、終わらないうちにどんどん暗くなってしまった。6時半には、真っ暗だ。照明を付けよう!