手ぶら

yonemiki2010-09-23

 昨夜は、シャワーも浴びずに眠ってしまった。電気もパソコンも着けっぱなしだ。
 起こしたのは、ゴロウだった。俺の手を舐め、鼻で体をゆする。ボンヤリした頭を覚醒させたのは、稲光と雷鳴だった。ゴロウとカイトは、雷が嫌いなのだ。でも、『大丈夫だよ!』と落ち着いた声で言ってやると、黙って俺の側に寝る。彼らのおかげで、その後激しくなった雨が吹き込むのを、防ぐことが出来た。
 離乳である。
 常習的に電柱牛舎にいる子牛たちは、充分配合飼料を食べている。三ヶ月を待たずに、離乳しようと思っていたら、宮太郎が空き部屋に入って、エサを食べていた。ラッキーと言うことで、とりあえず出入り口を閉めた。宮太郎の母親(黄色の38番)は、いくらエサをやってもガリガリだ。離乳したら、ちょっとは太れるだろう。
 果穂四郎と松太郎も、離乳した。エサを与えると、いずれもよく食べた。

 港に青い潮が入っていたので、人と連れだって潜りに行くことにした。赤い海を横断するのがイヤなので、ビニールボートに乗って行くことにした。これが、中国製なんだ。浮かべてみたら、案の定バランスが悪く、オールは使い物にならない。上から見ていた人が『あら〜流されてるよ!』まともに進めないのだ。

 モタモタしているうちに、テトラポットのところまで赤い潮が流れてきて、潜っても前が見えない(T_T)/~~~  素潜り漁は、水が透き通っていないと、話しにならない。手ぶらで帰った。
 
 魚が捕れなかったので、晩飯は冷凍サバミリンと野菜だ。