田園視察

せっかく早起きしたのだから、サッサと牛の世話に行った。強い牛がエサを独占しないために、えさ箱に頭数分のエサの固まりを作ってやり、食べる速度に合わせて三回に分けてやった。弱くて虐められていた子牛も、このやり方だとエサにありつけていた。
 午前のエサやりが終わってしまうと、暇である。鹿児島に帰ると、駐車場料金がかかったり、暇をもてあまして買い物すると、これもまた困ったモノである。
 と言うことで、農村部を霧島高原に向けてドライブした。
 さつま町を通りかかったら、有名ながあった。寄っていこうかと思ったが、口蹄疫の影響が抜けない中、ポットでの俺が寄っても、迷惑がられるだけなので、遠慮した。
 農村部は、稲作と和牛をしている農家が沢山あり、休耕田では毎年種を蒔かなければならない牧草が栽培してあった。大きな牛舎もあったが、どちらかというと数頭規模の小規模な物が多かった。