連動スタンチョン運び

 今日は、電柱牛舎脇に取り付ける連動スタンチョンを、少しでも運んでくることと、ユニックに乗ったロールを倉庫に仕舞うことが、最優先課題だった。どちらも、一人ではやりたくない作業なので、地域興し協力隊員さんの協力をお願いしてあった。
 仕事をお願いするときは、仕事の内容と達成したい質を先に伝えることにしている。何所までやったら終わりか解らないと、手伝う側としては、気力の維持が困難だからだ。
 約20頭の親牛を繋ぐのだから、5個の連動スタンチョンを運ぶ必要があったが、今日のところは一つか二つを運んで、取り付ける算段を立てるのが目的だ。
 モンキースパナを捜す。捜す。捜す・・・沢山あったはずなのに、見あたらない(^^ゞ 特に、瀬棚から持ち込んだ2丁が無い。ロールするときはあったはずなのだが・・・。
「使ったらすぐに片付けないから、こういう事になるんでしょ!」
と言う声が、あっちこっちから聞こえてきそうだ。
 しばらく捜して、ちょうど良い2丁と大き過ぎる1丁を見つけ、金槌も持って出かけた。連動スタンチョンは、台風で倒壊した牛舎跡地にあるのだ。俺も、この連動スタンチョンを取り付けるにあたり、柱を移動させる工事があるので、倒壊しないように慎重にやらなければならない。
 ネジは、簡単に回った。ボルトは、重みがかかっているので、持ち上げてやらないと外れなかった。
 外れた・・・と思ったら、『痛〜い!』悲鳴がぁ・・・ネジが外れたスタンチョンは、そのまま落下して、地域興し協力隊員さんの足の上に!
 嫁入り前の女性に、怪我をさせてしまった(-_-;)
 4頭用の連動スタンチョンは、4頭の牛が暴れても壊れないように作られており、とても丈夫で、とても重い。とりあえず、外しやすい場所の2つを取り外し、ハイラックスのところに持っていったが、大きすぎて乗せられない。軽トラを取りに行って、何とか乗せて、牛舎に運んだ。
 現場に合わせてみたら、柱の間隔が合わず、8本ある柱を移動させ、5本に変更しなければならない。補強のためのL字金具など、簡単に手にはいるとは思えないのだが、ガリガリに痩せた黄色の38番などを見ると、急いで工事しなければと思うのであった。