硫黄島ファッション

 今日は、雨は降らない予報だった。作業は、そのつもりで計画した。
 先日の屋根修理で、修理したヶ所の大規模な雨漏りは無くなった。だが、見落としていた穴から、激しく雨漏りしていたので、雨の止み間に修理した。もうちょっと降らないでいてくれたら、仕上がったのだが・・・。
 聞いたところ、ルゥティングというコールタールを使った屋根は、毎年台風などで剥がれ、修理をしているらしい。毎年雨漏りが起こるような小屋に、大切な乾草を入れることは出来ない。前のオーナーも、波形スレートを貼る計画だったそうだ。物があるなら、すぐにやるよぉ!
 液晶画面にヒビが入り、気分によって黒い影の入る場所が変わってしまう俺の携帯。
 電話を新しく買うと、4万円くらいかかるらしい。DoCoMoに電話してみたところ、俺は保険料を払っていたらしく、4200円で、同等機種と取り替えてくれるらしい。
 ショッキングピンク(マゼンタ)と防水機能は譲れない!と言ったのだが、防水を取ると、変な色の機種しか無いそうだ。こんな事にダラダラ時間をかけたくないので、淡いピンクで我慢することにした。気に入っていたんだけどなぁ・・・。

 南国の日射しは、殺人的だ。これは、北海道の人にいくら説明しても、きっと判ってもらえないと思う。日向にいると、オーブンの中に入ったのかと錯覚するほど、露出した皮膚が焼けて痛い。
 と言うことで、硫黄島の淑女方のファッションは、肌を出さないモノになっているようだ。Tシャツなのに、腕を甲まで覆うカバーを着けておられる。ナンデ、始めから長袖Tシャツを着ないのか?という突っ込みはしないように!
 このカバーに、それぞれのお洒落が表現されているようで、すかしが入っていたり、縞々だったり、こだわりがあるそうだ。帽子も、つばの広い物を深くかぶったり、顔全体を覆ったり・・・。いろいろ大変らしい。
 俺も、焼けた屋根の上で作業していたとき、肌を露出していた部分は、水ぶくれになったり赤くタダレてしまった。直射日光を舐めてはいけないのだ。