屋根修理2

 暑かったので、窓を開けて寝たのだが、朝方雨が降って、また部屋が湿っぽくなった。
 空はすぐに晴れ渡り、助っ人が来る頃には、すっかり暑くなってしまった。
 昨日失敗した出産牛確保のため、もう一度大浦に行ってみた。だが、5頭だけしか呼んでも来なかった。黒島崎の方に行ってみたら、境界付近に瀬棚組が集まっており、ナカボク(平茂勝)を確保した。飛行場を横切って、徒歩で牛舎まで連れ帰った。
 瀬棚組は、まだ鼻輪を着けていないが、とりあえずモクシだけで引っ張れるから大丈夫である。でも、何時かは出荷することになるのだが、その時に穴を開けなければならないのは、辛いな〜。
 日射しがますます強くなったが、一時間だけ屋根修理をすることにした。
 今日は、かなり広範囲をやった。この晴天で、シャツを脱ぐのは自殺行為だ。
 一時間である程度の片をつけるつもりだったので、作業速度を優先させた。一応、昨日の経験があるので、だいぶやりやすかった。油紙は、ちょっとだけ足りなかったが、主たる雨漏りはカバーできたはずだ。
 貼り付けただけで、時間が来てしまった。約束通り、作業を中止した。無理しても、誰も誉めてくれない。

午後は、4時集合にしたのに、太陽はまだ元気いっぱいで、屋根には登れなかった。仕方なく、先に子牛に配合飼料をやった。20分だけタイマーをかけて、屋根に登り、コールタールを塗った。
 この工法は、雪の降る北海道では使えないのだろう。だが、トタンを使うよりだいぶ安そうだ。トタンなら、この面積を覆うのに、10万円はかかるだろう。