魚が湧く

yonemiki2010-06-17

 予報どおり、雨が降っていた。これから一週間雨が降り続くらしい。
 雨が降ると、子牛たちは電柱牛舎に避難してくる者もいる。だが、先日出したばかりのゆりこなどは、母親と一緒に雨に打たれていた。一日くらい雨に当たって、そんなに心配ないと思うが、一週間も濡れていたら、体調を崩す子牛も増えるだろうなぁ。
 そんな心配を余所に、子牛たちは馬の放牧地に侵入し、ソックスやポパイにちょっかいを出していた。

 雨が降っていると、種付けも大変である。
 発情している牛を観察に行くも、藪の中に避難していて出てこない。運良く(運悪く?)発情を発見してしまっても、屋根のない枠場で種付けするのは、至難のワザである。メガネが曇るし・・・。

 昼飯前に、港に行った。ルアーを投げて一投目。
 あれ?重い・・・。と思ったら、グイグイ引いてくる。ゆっくり上げてみたら、ヒラアジだった。この島で最初の獲物だ。
 二投目。また釣れた。三投目。またまた掛かったのだが、ばらしてしまった。堤防の周辺では、あっちこっちで魚が湧いており、飛沫が上がる。湧いたところを目がけて、キャスティング!糸ふけを取ると、もう掛かっていた。おかずには、十分な数が釣れた。
 そこに、漁師さんの船が帰ってきた。雨も降り出したので、竿を納める。
 シイラが釣れていた。活け締めしてある。この魚は、身が緩くなりやすいので、新鮮な方が美味しいそうだ。頂いて帰る。

 晩飯は・・・シイラの寿司を握った。握った感触では、漁師さんの忠告通り、鮮度が高い今日の方が美味しそうだった。今日は、寿司酢が多すぎて、酢飯がベタベタになってしまったが、ちょっと時間を置いて落ち着かせ、とりあえず2合分握った。これで一人前だ。
 イソマグロと比べたら可哀想だが、これはこれで美味しい寿司だった。