島の生活にぃ

 島の生活は、村営船によって成り立っている。
 とりあえず、鹿児島から入港するときは、俺宛の荷物が届いているか見に行かないと、誰かの手をわずらわせる事になる。鹿児島に船が行くときは、役場への書類や運送会社への運送料の封筒を持って、事務所に行く。
 今朝は、エサと石灰を2トンほど受け取った。

 まだ完全にこのリズムが身についていない俺は、たびたびボケッとして手続が送れててしまう事が多い。
 慣れていないと言えば、北海道では食品を冷蔵庫に入れる習慣があまりなかった。牛乳やジャムなど、テーブルに置いておいても、どうって事無かったのだ。牛乳は4日も置いておくと、ヨーグルトになることがあったが、腐ることはなかったし、ジャムも平気だった。
 ところが、こちらでは気温がまるで違う。数日忘れていたジャムは、白くなっていた。他の物も、出しっぱなしは腐敗を意味する。こちらも、早く順応しなければならない。

 島のネット環境は、DoCoMoのデータカードによる通信だ。通信速度を測定すると、だいたい0.2Mb/sくらいだ。かなり焦れったい。
 今朝、港を散歩していたら、ケーブル張りを手伝う漁師さんの話を聞いた。38億円の巨費を投じて、光ファイバーのケーブルを張っているらしい。早く通じたらいいな〜♡

 刈り倒してあったイタリアンの3番草に、レーキをかけ、ロールした。7ロール出来た。
 すぐに、クボタにブロードキャスターをつけて、粒状石灰を積み込んだ。収穫の済んだ畑に、1トンの石灰を散布したが、ビジュアル的には何も変化無しだ。
 すぐにロータリーをかけようと思ったら、ファーガソン4255のフロントがパンクしていた。え〜〜〜っ?こんな綺麗な圃場では、そう簡単にはパンクしないはずなのだが・・・
 工具を捜したが、ホイルを留めるネジをはずせる工具が見あたらなかった。フロアジャッキも無いので、ローダーでタイヤを浮かせ、直接タイヤレバーを使い、チューブを抜き取った。
 ちゃんと調べたわけではないが、たぶんパンクではなく、虫ゴムの不良かな?空気が抜けただけ!

 牛舎にカラスが来なくなったのは良いのだが、最近カラスがシラサギを襲っているのをよく見かける。襲っているだけでなく、食べられた跡もだ。
 牛舎周辺でエサを漁れなくなったカラスが、腹を空かせてシラサギを襲っているのだろうか?それとも、ここでは昔からそういう関係なのだろうか?