牛と歩ける飛行場

 晴れているが、風が強く、波が荒かった。でも、気温がそれほど上がらず、爽やかだ。
 エサをもらいに来た小屋下の牛達で、子牛が離乳した母親を、4頭黒島崎に連れて行くために捕まえた。
 フォード6600は、使おうとする度バッテリーが上がっており、充電したりブースターケーブルを使わないと、エンジンがかからない。だから敬遠していたのだが、やっと注文していたバッテリーが届き、快調にエンジンがかかって嬉しいと思っていた。ところが、トレーラーを引っ張って帰ってきたら、その後ウンともスンとも言わなくなった。ユーズが切れたのかと思って調べたが、異常なかった。
 仕方ないので、2頭は手で引っ張って黒島崎に連れて行った。
 昨日の母牛もそうだったが、今日の牛も大人しくて良かった。先日俺を襲った牛は、鼻輪をつかんでしばろうとしている俺を、突き飛ばしてきた。そういう牛も居るって事ね。
 黒島崎放牧地に行くには、飛行場の滑走路を横切らなければならない。日本広しと言えども、滑走路を牛を引いて横断できる飛行場は、あまりないと思う。お土産を落とさないように願ったが、幸い滑走路には落とさなかった。

 出産予定日が近づいた母牛を連れ帰るために、サツキ親子は放牧地に出てもらうことになった。母親には、エクテシンを飲ませてから、放牧地の方に連れて行ったのだが、この部屋を気に入っていたサツキは、なかなか出ようとせず、出されてからも周辺から離れようとしなかった。制限哺乳も出来る月齢になっており、しばらく親と離れても問題ないので、好きにさせておいた。

 事務的なことが滞っており、人に迷惑をかけているような・・・(-_-;)