子牛集め、完了!

 朝起きたら、ゴロウがソワソワしていた。オシッコに行きたいのかと思って行ってみると、玄関にゴロ便が置いてあった(>_<) ちゃんと、昼間にしておけよな〜!久しぶりの粗相だ。本人は、大いに反省していた。あぁあ。

 サツキは、母親のエサをチャッカリ盗み食いするようになってきた。部屋の一角を仕切って、子牛だけが入れる場所を作れば、子牛のエサを与えることが出来る。それを早急に作るか、母親と一緒に小屋下放牧地に移動させるか?母親の膀胱炎が治ったらね。

 北海道では、親子を入れておける広い部屋は無かったので、必然的に超早期母子分離や制限哺乳へと移行せざるを得なかった。
 ここにはトラクターが入れる牛舎があるので、写真の様なシーンも見ることができる。子牛がもう少し活発に動けるようになったら、小屋下放牧地に移動だ。どんどん、動かすよ!

 まだ残っているイタリアンライグラスの3番草を、全部刈った。ついでに、4番草も刈り倒したが、 伸びていないのに穂が出ていた。石灰を撒いて耕し、『なつ乾草』という牧草の種を撒くのだ。その収量や嗜好性・栄養価に、かなり期待している。
3番草にはテッターをかけ、4番草は集めて、生臭として小屋横と牛舎に持っていった。
 港には、牧草肥料と粒状タンカルが届いていた。軽トラだと、何度も往復することになるので、ユニックの荷台に積んで、使うときまでそのまま倉庫に入れておくことにした。荷台の片方だけに積んだら、車が傾いた。

 灯台下に残っていた哺乳子牛を、母牛ごと小屋下に引っ越しさせた。
 先に母牛を捕まえ、繋いでおいてから子牛を捕まえる。捕まえて良かった。子牛は熱があり、下痢をしていた。テラマイシンという、一度の注射で3日間効果があるという薬を使った。説明書にも、持続性が長いことで、治療負担と子牛の負担を軽減すると書かれていた。便利な薬が出たものだ。
 そういえば、薬用の冷蔵庫に、ミコチルが入っていた。とても高価な肺炎の薬で、一度の注射で風邪が治るはずだ。
 アメリカでは、具合が悪くなった子牛は、捕まえてこの薬を注射される。3日経って治らなかったら、殺処分される。3 Days Hospital と言うらしい。手間とコストを減らすためと言うが・・・