対策

 昨日の事故は、防げなかったのだろうか?
 北海道では、お産間近の母牛は、スタンチョンに繋いで監視カメラで観察していた。昼間絶食させ、日没後にエサを与えることにより、日中の分娩確率が8割以上だった。冬の出産の時は、昼間絶食していても、夜は2時間おきに枕元の監視モニターを見ていた。それでも、時には事故が起きていた。
 こちらでは、放牧地で産ませることが多く、事故を起こした経験のあると聞いた牛についてだけ、牛舎の部屋に入れて夜間の見回りにも行っていた。今回の牛は、特に注意する牛とは聞いていなかったので、牛舎に入れただけで安心していた。言い訳しても無意味だが、お産は1週間程度遅れることが多く、85頭の母牛の出産に全部立ち会おうとすると、俺が安眠できる日は全く無くなる。
 でも、繁殖農家にとって、出産はとても大事な仕事なので、今後は牛舎に連れ帰るだけでなく、昼間絶食を敢行し、昼間の分娩を促そう。頭数が多いので、全部の牛を入れる事なんて出来ないと思うが・・・。
 監視カメラのために、家と牧場に高性能なアンテナを立てて、無線ランで繋ぐことも、本気で考えよう!
 この場合、家と牛舎の間にある崖が、電波にどのくらいの影響を与えるかだ。電波の直進性が強く回折が弱い場合、崖の陰になって電波が届かないこともありうる。詳しい人がいればな〜。

 離乳時期が来た子牛がいる。でも、今は部屋が開いていない。やりくりもあるが、とりあえず黒豚ローズを出そう!
 馬と北海道組の牛がいる小屋横放牧地に、ローズを連れて行った。だが、シャイなローズは、牛が怖いと言って、ゲートを入ろうとはしなかった。北海道では、牛の水飲み場に通い、一緒に寝ていたくせに・・・。ローズが尻込みしていると、ハルカやスズコがちょっかいを出しに来た。駄目だこれは・・・。
 ローズは、連れてこられた道を、自分で引き返し、部屋に帰っていった。明日は、どこかに柵を作ってやるからね!運動不足のローズは、放牧していた頃に比べて、相当太っていた。

 牧草の種と肥料を注文した。
 種の撒き方を聞いたら、こちらでは手で蒔いているそうだ(^^ゞ 俺も、一反ぐらいの面積に、ソバの種を手で蒔いたことがあるが、あれは種がタダだったから分厚く蒔けたが、軽くて吹けば飛ぶような小さな種を、5反の畑に均一に蒔く自信はない。これまで通り、肥料と混ぜてブロードキャスターで蒔くか?風が吹いたら、終わりだな。

 引っ越しして一ヶ月が経過した。今日になって、やっとメールの設定をして、新しいメールアドレスを獲得した。何と、電話で説明を聞きながら、1時間もかかってしまった。理由は、最初に入力した時、スペルを間違っていたからだった。こういうドジなところは、全然改善されない。

 漁師さんに、魚が食べたいと言ってあったら、ウスバハギを取っておいてくれた。この魚は、捌きやすく、とても美味しい。刺身と潮汁にしたのだが、肝臓が特に旨い!