牧草

 ここ数日、牧草のことばかり考えている。
 現在、一町歩ほど(?)の畑で、9月頃播種するイタリアンライグラスの、三番草を収穫中だ。この牧草は、暑くなってくると夏ばてしてしまうそうだ。
 今考えているのは、3番草を収穫した後、耕して『なつ乾草』という品種を試験的に植えてみることだ。初期成長が早く、倒伏耐性も強く、しかも嗜好性が良いらしい。欠点は、刈り取ったら再生しないこと。5月末に播種すると、梅雨が明けた7月末に刈り取り出来、収量も多いらしい。しかも、9月のイタリアンライグラスの播種に間に合うのだ。
 あまり大面積で冒険するのは良くないので、ちょっとの面積で試してみようかな?これまでの体制を崩さずに、挑戦できるのは良いかもしれない。心配は、種が簡単に手にはいるか?

 遠隔地の放牧地から、牛舎下の放牧地に移動させた子牛は、俺の期待に応えて盗み食いをしてくれている。離乳前に、配合飼料を食べてもらわないと、柔突起が発達した丈夫な胃袋にならないのだ。
 黒モクシの子牛は、連れてきたとき41℃の熱があり、下痢をしていた。抗生物質の効果で、熱は下がったのだが、下痢がひどくなっていた。それ用の薬を飲ませたところ、3日目にしてようやく便が固まった。元気になったら、早速盗み食いをして回っている。頑張って食べろよ〜〜!
 ここも、子牛が増えて大変なので、そういう子牛だけが入れる小屋を計画中だ。頭の中では、立派な(?)小屋が出来ているのだが・・・(^^;;;

 青の20番(平茂勝←上高福)と、黄色の20番(平茂勝←上高福)が発情していた。青の20番には『金幸福』(そればっかり)を着けた。黄色の20番は、明日の朝の方が良さそうだ。まだ離乳していないので、『安福勝』でも着けようかな?

 最近、牛舎からカラスが消えた。おかげで、子牛のエサを横取りされることも、エサ箱にフンをされることもなく、とても快適な牛舎ライフを送れている。
 実は、数日前に道端で死んでいるカラスがいた。他のカラスが突いて、骨と羽根だけになりつつあった。それを拾ってきて、軒先にぶら下げたのだ。カラスやカモメは、仲間の死骸が下がっているところには、絶対に近づかない。
 ところが、ボロボロの状態で拾ってきたので、干物状になった今、羽根も抜け落ちて骨だけになりそうだ。無くなったらまたカラスの群が来る。でも、一度本物が下がったのを見ているから、ビニールのカラスでも効果があるんじゃないかな?羽根を拾っておいて、ビニールのカラスに貼り付けたりして・・・。
 刺激が強すぎました?