牛舎に行ったら、大きな牛が待っていた。昨日、小屋横に移動させた2頭だ。4段張りのバラ線を突破してきたのだ。置いてあったロールは、雨の中に転がされ、糞をかけてあった。北海道時代、こういう押し入り牛被害は頻発していたが、ここは広々とした牛舎なので、これといった被害は無かった。通路に糞が落ちていたくらい・・・。
 戻そうとしたが、馬が怖いらしい。仕方ないので、小屋下放牧地に移動させた。ここは、乳飲み子連れの牛を入れる場所にしたいのだが、それ以外も入っていて過密気味だ。ちょっと、考え直さなければならない。
 脱走牛に引っこ抜かれた支柱とバラ線を片付け、太い支柱と単管で、出入り口を作った。馬を入れる場所が無いなら、小屋横は北海道組専用の放牧地にするべきか?どうせ、6月に出産する牛が多いし・・・。

 大浦放牧地で、黄色の81番が発情していた。『金幸福』を着けた。大浦の子牛を、早く小屋下に移動させたいのだが、該当する耳票が見あたらない子牛もいるので、迂闊に連れてこられない。確実に子牛と耳票の照合が出来てからでないと、すぐに誰が誰だか判らなくなるのだ。手順が複雑になると、すぐに諦めるのは、俺の悪い癖である。