黒毛和牛の美味しい食べ方を広める

 勇敢なゴロウだが、激しい雷雨の時は不安になるのだろうか?珍しく、畳の間に居る俺の足下に来たがった。
 今日は、手伝いがある日だった。俺は、配合飼料をやることに専念し、水や牧草を与える作業を担当してもらった。
 手伝ってもらったら、何かお礼をしなければならない。ローズに興味がありそうだったので、乗豚を勧めた。おっかなびっくりまたがったら、ローズはビクともしないので、ビックリしていた。本当なら、北海道でのように、大きな庭(2反)付きの一戸建てに住ませてやりたいのだが、まだそんなゆとりがない。綺麗好きのローズには、狭い部屋はちょっと辛いかもしれない。
 発情観察に行ったら、オレンジの2番と、黄色の165番が発情していた。
 切り草を作ってから、一旦解散し、恋人岬展望台に集合だ。
 俺は、直火焼きコンロと消費拡大で買うことになった鹿児島産黒毛和牛焼き肉用を持って行った。ここの展望台は眺めがダイナミックで、なかなかのロケーションである。
 和牛を食べるからには、美味しい焼き方を説明させてもらった。俺たちは、和牛生産に携わる者であるからして、知人には黒毛和牛の美味しさを宣伝し、美味しい食べ方をレクチャーする義務があるのだ(?)。
 ☆十分に温めた網に肉を乗せ、5〜10秒(肉の厚さによる)焼いたら、一度だけひっくり返して食べる。
 ☆肉を並べすぎず、食べる速度に合わせて、丁寧に真剣に焼く。
 ☆冷たい鉄板に肉を沢山並べ、何度もひっくり返すと、表面に脂が浮き出し不味くなる!
 ラーメンを作るとき、ちゃんと沸騰したお湯の中に麺を入れ、3〜4分の時間を計って丁寧に作る。一食100円未満のラーメンを真剣に作るのに、一切れ100円以上する焼き肉を、丁寧に焼かないのはおかしいと言う俺の話を、真面目に聞いてくれた。
 和牛は美味しいのだ。焼き方さえ間違えなければ・・・。若い二人は、きっと友だちに和牛の美味しさと、美味しい食べ方を話してくれるだろう。
 3番草を刈り取った。ファーガソンに6連のディスクモアを着けて刈ったのだが、とても調子が良く使いやすかった。
 刈り取ったら、すぐに種付けである。平茂勝←上高福と金幸←平茂勝だったので、二頭とも『北平安』を着けた。今日の二頭は、とても着けやすかった。
 何の前触れもなく、島総出の奉仕作業だった。防災無線を通じて話があったらしいが、俺の家にはまだ着いていないし、牛舎にもないのだ。言われなければ、全く知らずに過ごすところだった。作業内容が判っていたら、もっと活躍できたかもしれない。それなりに頑張ったが・・・。
 集落の温泉がお休みだったので、今日も東温泉に行った。だんだん暗くなっていく空と海を見ながら、のんびり一日の疲れを癒すのだ。流星群の時に、温泉から観察したら気持ちいいかな?