試運転

yonemiki2010-04-24

 今日は、良い天気だった。
 ゴロウとカイトを連れて、港まで散歩した。港の中に、カツオが入り込んでいて、凪の海面が跳ねる魚で白くなった。魚が湧いていると言うらしい。小さな漁船でトローリングしたり、堤防から投げ釣りしている人もいた。
 この二日間姿が見えなかった漁師さんが、網を上げて帰ってきた。見に行ってみると、魚が腐っていた。海が荒れて、網を上げに行けなかったので、網にかかった魚が死んでしまったそうだ。伊勢エビは生きているのだ。
 見ていたら、魚のヒレが動いた。ハギの仲間は、生命力が強いそうだ。
 カワハギは、以前よく捕って食べた。透き通るような綺麗な身で、とても美味しいのだ。もらって帰り、図鑑で調べたら、ウスバハギと判明!結構でかい!

 牛舎に行くと、カラスの大群が迎えてくれた。子牛のエサを狙っているのだ。エサ箱にフンを垂れるので、ありがたくない存在だ。飛んでいる高さを観察したら、親牛の頭すれすれに飛んでいて、テグスを張って追い払う作戦は無理である。悩んだが、子牛のエサ箱上にだけ一本張り、様子を見ることにした。

 あと少しになったイタリアンの二番草を、一気に刈り取ることにした。ここの機械に慣れるため、少しの面積で練習しておこうと思ったのだ。
 刈り取りは、4連の古いディスクモアで行った。共同機械小屋から、反転させるテッターレーキを出すためには、6連のディスクモアを退かさなければならない。これが、難航したんだ。
 ファーガソン4255というトラクターは、俺がこれまで使ってきた古いトラクターとは全然世代が違っており、操作レバーが沢山着いていて、いちいち油圧で動かすようになっていて、すべてが重かった。
 トラクターもディスクモアもテッターレーキも、たぶん慣れればすごく良い機械なんだろうと思うが、判らないといちいち安全装置がかかっていて、重くて、実に動かし辛かった。こんな事になるなら、北海道から機械を全部持ってくるんだった。
 言ってもしょうがないことは、言わない方が良い。
 あぁだのこぉだの言いながら、安全装置を外しながら、なんとか取り付け外に持ち出すことが出来た。だが、夢中でやっていたので、胸ポケットのメガネを割ってしまった。ここには、眼鏡屋なんて無いゾ!
 練習してみようと思って良かった。本格的な牧草シーズンになったら、時間も気持もゆとりがないので、もっと重大な失敗をしたかもしれない。とりあえず、ディスクモアもテッターレーキも、着脱は出来るようになったぞ(なんと低レベル)。
 早速試運転。95馬力の大型トラクターや、6mのテッターを使うような面積ではなかった。作業は一瞬で終わった。でも今日の苦労は、本番できっと生かされると思う。メガネは痛かったが・・・。
 早速、鹿児島市内の眼鏡屋を検索!最も安そうな一軒の眼鏡屋に電話したら、メーカーと品番・度数を教えろって。北海道のお店に電話して調べる。すると、送料・手数料込みで、5944円で修理できるそうだ。急いで送ろう。しばらくは、レイバンのサングラス生活だ。
忙しくても、放牧地への発情観察に行くのは欠かせない。犬達を連れて行くと、隠れていた牛まで出てくるので、なかなか良い。

 カツオももらい、ウスバハギとカツオの刺身定食だ。カツオは、タタキにするため皮を残してあったのだが、焼く暇がなかった。
 柚胡椒とショウガで食べたが、旨い刺身だった。特に、ウスバハギは美味かった。アラの潮汁も、とても品があり美味しい。