青い鳥

 出勤するとき、青い鳥を見かけた。小さくて、青く輝いている鳥は、幸せを運んでくれるだろうか?
 朝の刈り取りをしようと、ディスクモアを取り付けたフードを起動しようとした。バッテリーが上がっていた。小屋の中を家捜ししたが、ブースターケーブルが見あたらなかった。仕方ないので、引っ越し荷物を解き、ブースターケーブルを探し出して、エンジンを始動した。
 その日使う分の生草を、少しずつ刈り取って、手で集めて牛にやっている。たいしたこと無い作業なのだが、毎日続けるとなると、意外に大変そうだ。寒い時期は、乾かないから生草なのだろうが、今の時期なら、ラップサイレージくらい出来るのではなかろうか?どうせ親にやる草だ。
ブロードキャスターを使うために、中に積めてあった荷物を降ろした。役に立ちそうな物もあれば、ここでは宝の持ち腐れという物もあった。
 入り口が狭くて、トラクターが入らないという乾草庫に、クボタで肥料を取りに行った。クボタは、ぎりぎり中に入れる高さだった。勢いよく入ると、ぶつかって壊しそうだった。
 600kgのブロードキャスターに、20kg袋の肥料を30袋投入した。北海道では、500kg袋を使っていたので、沢山の肥料袋を開けて積み込む作業は、時間がかかり焦れったかった。
 肥料は、灯台下に散布した。ここの採草地には、ハヤブサが住んでいる。前に来たときも、ハヤブサを見ている。たぶん同じ個体なのだろう。