チビ子牛の販売

 俺は、学生の頃からずいぶん引っ越しを繰り返してきた。慣れているつもりだが、今回の引っ越しはさすがに負担が大きい。なんせ、距離がハンパではない。日本縦断の2000km以上。かかる費用も、莫大だ。
 その費用を捻出するために、これまで使っていた機械を売っているのだが、希望金額には遥かに及ばない(T_T)/~~~  だが、持っては行けないので、値を下げてでも売っている。みんな、値引き交渉が上手し(^^ゞ
 でもね、子牛は俺の大切な商品で、一生懸命育てたから、投げ売りはしたくないのだ。
 今日は、離乳したばかりの子牛を3頭、町内の生産者さん達と、売買をした。3頭の中では、多恵四郎だけが1ヶ月若く、見た目に小さく見えて評判が悪かった。だから、その分値を下げたつもりだったが・・・。多恵四郎だって、1ヶ月したらほぼ同等の体格になりそうで、コジケているわけではない。
 子牛は、3ヶ月までの世話がとても大切で、もっとも手が掛かる。今日の販売価格には、俺の希望が反映されていたので、嬉しかった。
 7年リースで買ったベールグリッパーは、補助金分を全額支払っても、地区外に持ち出すことはまかり成らぬと言われてしまった。これは実に心外だったが、ブツブツ言っていても事態は変わらず、争っている暇はないのだ。幸い、欲しいという人がすぐに現れ、リースを受け継いでもらえることになった。どうもありがとうございます。
 牛や馬に、大盤振る舞いしていた牧草が、売れることになった。ありがたいな〜!

ここを出て行く為の準備は、着々と進んでいると思うのだが、何かいつも本当にこれで良いのかと言う不安がよぎる。単なる、不安症候群。