引っ越しの見積もり

 今朝は、朝牛舎にVIPが参戦した。俺が切り草と配合飼料を混ぜると、VIPが所定のエサ箱に運んでくれるのだ。意外に助かる。妹君もやって来て、山羊のジョンにまたがってご満悦だった。乳飲み子に、ミルクも飲ませてもらった。
 俺の家なんだが、俺の荷物はあまり無い。捨てるに捨てられず処分に困っている荷物を、適正に処理してもらった。おかげで、かなり気が楽になった。
 VIPが帰った後、俺はしばらくボンヤリしていた。実は、そんなゆとりなんて無かったのだが・・・。
 荷物の量が、何となく判ったので、格安引っ越し屋に見積もりを立ててもらった。
 基本的には、数社に依頼し、競ってもらうのが安上がりの秘訣だ。だが、2000kmを超える引っ越しを扱っている業者は少なく、『エリア外』と言われる事もあった。大手はサービス圏内にはいるようだが、基本的には高い。
 一社だけ、すぐに返事をくれた所があった。すべて込みで、35万円。妥当な線だと思うが、一応他社の見積もりを待つ。ユックリもしていられないが・・・。
 見積もりをしてもらいながら、荷物の整理をした。
 いろいろ思い出の品も多いが、必要なものや使えるものだけを残して、すべて捨ててしまうことにした。前回の引っ越しの時にまとめた荷物が、開封せずに置いてあったりするが、たぶんそんな物は要らないのだ。
 結婚前から使っている冷蔵庫や洗濯機をどうするのか聞かれて、当然持っていくつもりだというと、わざわざ送料をかけて持っていくほどの物ではないと、VIPの母は言っていたな〜。でも、どちらも全然壊れる気配が無いのだ。こういった動力系の家電は、日立が長持ちする。同じ頃に中古で買ったオーブンレンジは、三菱だがこれも壊れない。本当は、買い換えたいけどね。
 新品の大きな油絵用キャンバス生地が見つかった。ベビーベッド用の、新品布団セット二組、ブランケット複数。使ったけど、ベビーベッドが二つ。ホットカーペット。欲しい方は、どうぞ取りに来てください。
 夜牛舎に行って、明日は出荷する母牛全部に予防注射をするため、繋がなくてはならない事を思い出した。妊娠牛は、遠くの放牧地だ。しかも、母牛全部が帰ってくると、牛舎には入りきれない。これは、すごいストレスなのだ。明日の朝で、何とか間に合うだろうか?