鼻紋

yonemiki2010-03-16

 朝牛舎にいったら、モワッとしていた。ものすごく湿度が高く、床は濡れていた。気温は2℃。妙に暖かい。
 湿度が高いと、俺の電子ばかりは誤作動する。0に合わせた電光掲示は、たちまち狂ってくる。以前、牛にオシッコをかけられ、その塩分に水蒸気が反応しているのだろうか?乾燥した日は、普通に動くのだが・・・。
 昨日のミゾレは、東風だったので子牛部屋にも吹き込んでいた。敷きワラが濡れて、寝心地悪そうだった。急いで、交換してやった。
 子牛の鼻紋取りがあった。全部で5頭の鼻紋を採取し、登録書を作ってもらう。みんな、突然押さえつけられ、鼻に墨を塗られて、目を白黒させていた。
 美野里次郎と桃小太郎の陰部に、尿石が着いていた。スキトールという透き通っていない薬を、大型注射器に吸い込んで、口の中に流し込んで飲ませた。
 師匠が、製材所に来ていた。
 若い頃に自分が植えた木を、自分の手で山から切り出し、自分で製材し、自ら息子の家を建てているのだ。日本広しと言えども、そんな人は何人も居ないと思う。

 ちょっと疲れ気味なので、元気を出すために、黒毛和牛の焼き肉をした。バラ焼き肉用を頼んだのだが、『すごいA4等級』が入荷するのを待って頼んだ為、届いたのは上カルビ? お肉屋さんは、自信がある肉は、厚く切る傾向がある。今日の肉は、すごく厚かった。
 俺の直火焼きコンロだと、片面10秒、裏返して8秒が、ちょうど良い焼け具合だった。厚切りの肉の中心が、暖かいけどピンクって時が、一番柔らかくてとろける旨さだ。
 たった800円(グラム400円)で、こんな美味しい焼き肉が食べられるなんて、日本人に生まれてよかった〜〜〜!