排水パイプの凍結

 目覚めると、ストーブの前に子牛がいた。支えつつ立たせようとしたが、全然やる気がなかった。お尻をさすって排便させ、尿は牛用バスタオルで吸い取った。
 水道は復活したのだが、今度は台所の排水パイプが凍っていた。顔も洗えない。行ってみたら、予想通り氷の柱が出来ていた。時々なるんだ。
 氷は、パイプの中に、1m程伸びていた。ガッチリ凍りついていて、簡単には取れない。鉄筋の切れ端で、パイプを割らないようにコツコツと叩いた。だが、叩きにくいところの氷がどうしても割れず、ジタバタしている間に、塩化ビニールのパイプが折れてしまった。
 パイプ内に残った氷を取り除き、ちょっとかけたジョイントを使って接着剤で無理矢理くっつけた。だけど、気温が低すぎてなかなか硬化しない。仕方なく、今日も薪ストーブを着けた。薪がもう無いよ。
 今回は、台所の排水パイプで良かった。何年か前は、簡易水洗トイレの排水パイプが凍結した。3m以上の運古とトイレットペーパーの氷柱を取り除く苦労は、筆舌に尽くしがたい。
 キサラギを、獣医さんに診てもらった。目は、まったく見えていないようだ。頑張って奮い立たせると、しばらくは立っているが、盲目の彼女にとって、立ち上がる意味が無いのかもしれない。ミルクのうちはまだ良いのだが、エサ箱を見つけられなかったら、胃袋の発達も悪く、その後の成長も期待できないだろう。もうしばらく様子を見て、決断することになるかもしれない。
 と言うことで、今夜も居間に連れ帰ってしまった。
 しかし、今日は寒かった。気温は−8℃程度なのだが、ロールを3個運んだら、顔と手が痛くて、トラクターに乗っていられなかった。