メール計画

yonemiki2010-01-26

 今日は、大荒れだった。牛舎の寒暖計は、−8℃を指していたが、風が強いのでそれ以上に寒かった。でも、隙間補修と扉のおかげで、雪の吹き込みは見られなかった。子牛が元気だと、ちょっとホッとする。
 予定日を過ぎた妊婦が3頭いるが、この寒さでは産みにくいようだ。明日ちょっと寒気が緩むが、明後日からしばらくはまた寒い日が続くらしい。一応外で出産されたら大変なので、スタンチョンに繋いだ。まだ先と思うが・・・。
 放牧地に、ロールを運んだ。これが辛いんだ。顔を引き裂かれ、頭に何か突き刺されるほど痛い。牛達も寒いので、踏み込み牛舎や森の奥深くに潜んでいた。姿が見えないので、脱走されたかと思って焦った。

 大臣などに、メールを書こうかと思っている。
 俺は、黒毛和牛を飼っているが、景気低迷により高級品の黒毛和牛は敬遠されがちだ。価格が暴落し、採算ラインより安い。高く売っている人もいるが、それなりの投資をしてこられた人だ。
 国内景気が良くなるまで待っていると、倒産する畜産家が続出するだろう。この問題を一気に解決する方法は、中国への輸出しかない!
 景気成長の著しい中国では、裕福な人も増えている。この人達は、美味しい物にはお金に糸目をつけない。
 だが、日本では全頭検査しているために、BSEの牛が見つかってしまい、BES発生国として輸出できないでいる。せっかくコストをかけて全頭検査しているのに、それが輸出の可能性を潰しているのだ。
 だが、全頭検査をして、市場に出回る牛肉は絶対に安心だとも言える。全体の1%程度しか検査していないアメリカとは、わけが違うのだ。しかも、怪しい牛を勝手に殺して埋めることさえ出来ない。すべての牛が検査されるのだ。
 政府は、この点をもっと宣伝し、輸出規制を撤廃してもらうよう働きかけるべきだ。現在は、オーストラリアで育てられた黒毛和牛が、Wagyuとして中国に輸入されているらしいが、和牛はオーストラリアと定着してしまったら勿体ないではないか。
 と言うことで、大臣連中にこのことをメールして、働いてもらえないかと画策している。だが、こういうプレゼンは、準備が大変だ。
 年間何頭屠畜され、検査にいくら使っているのか調べないと・・・。
 いつになるか判らないが、挑戦してみる価値はあると思う。この考えに賛同した方。是非、あなたもメールしてみませんか?黙って待っているだけでは、世の中は変わらない・・・かも。