水道凍結

yonemiki2009-12-15

 気温−6℃。水落としした水道が、一部凍結していた。しかも、空気抜き用のバルブが凍結し、亀裂が入って激しく漏水していた。−5℃を下回ると、こういうトラブルが起こりやすい。
 瞬間湯沸かし器まで水が行かないので、朝牛舎は猛烈に難航した。チビ子牛にはお湯を飲ませたいのだが、これではお手上げだ。ガスパーナーで解氷しようかと思ったが、ボンベが冷えすぎていて気化しなかった。ストーブには灯油が入っていないし・・・。家まで3往復して、子牛のミルクをやった。
 12月生まれの3頭は、牛衣を重ね着させたり、貼るカイロを貼り付けたりしてやった。一人部屋の桃小太郎は、猫と暖め合っていた。
 解氷作業は、思ったより難航した。
 壊れた解氷機があるのだが、修理していない。溶接機を使って大電流を流すが、すぐにブレーカーが落ちてしまう。
 エア抜き用のバルブも、交換しなければならない。外そうとしたが、俺のモンキーレンチはちょっと小さい。パイプレンチを見つけて、ようやく外した。町のお店で同じ物を買ってきて、付けかえた。
 ストーブ用に灯油も買い、水場の部屋を暖めた。暖めた新しいボンベを持ってきて、根気よく水道パイプを暖めた。解氷作業は、始めたらやり遂げなければならない。止めると、途中まで水が入ったパイプが再び凍り、破裂することがあるのだ。
 なんとか解氷に成功し、湯沸かし器でミルクを作ることが出来た。寒いと、冷蔵庫に入れたヨーグルトが凍ってしまうのだ。(注:北海道では、凍って欲しくない物は冷蔵庫に入れる。)
 家のストーブも、昨夜から消していない。微弱運転をしておいたら、朝の室温は5℃だった。消してしまうと、水道やボイラーが凍って、大変なことになってしまうのだ。老猫イイコも居るし、微弱でもストーブが着いた部屋に帰ると、ホッとする。
 今回の寒波は本格的で、一週間ほど、−5℃以下になる日が続くらしい。しかし、雪が少ないのに冷え込むと、水源が凍ってしまい、厳冬期に渇水になってしまう恐れがある。
 この冷え込みでは、モモカは出産を我慢してくれると思うが、もし生まれたらどうしよう?明日も真冬日らしい。