除角

 昨日は寝付かれず、久しぶりに睡眠導入剤を飲んだ。良く効くんだ!目覚めもスッキリ!
 今日は、母牛後方のハルカとセリナの除角をする日だ。角切り同志会の人が来る前に、二頭をスタンチョンに繋いでおき、牧草とちょっと糖蜜を垂らしたエサを与える。糖蜜は、ストレスを乗り切るのに役立つのだ。気のせい?
 昨日はほとんどの部屋をさぼったので、今日は盛大に糞出しだ。思ったよりはかどった。
 糞出しをして、昼飯に帰ったら、角切り同志会の人たちが来てくれた。
 月曜日に受精卵を移植する予定のセリナは、角が大きすぎたこともあり、今回は見送られた。ハルカだけが・・・
 ペンチ式の鼻カンで動きを封じ、無麻酔で一気に・・・。畜主の俺は、物陰からそっと見る。俺が切ると、物覚えの良いハルカは、俺に近づかなくなってしまうからだ。今でさえ苦労しているのに・・・。
 切った角は、ゴロウのおやつになった。止血もしないので、ハルカの顔は血まみれだ。でも、彼女は鳴かなかった。上手に切ってくれたからかな?

 今起こっている現象は、過去の自分がした行動の結果だ。成功していることもあれば、上手く言っていないこともある。だが、全部自分の責任なのだ。