一人部屋になった元八郎と蜜五郎だが、蜜五郎は○○を吸われなくなって、とても落ち着いてエサを食べていた。一方の元八郎は、○○を吸えなくなって怒っており、一人は寂しいと抗議していた。1頭ずつミルクを飲ませ、その後フードボトルに吸い付かせる。手間だが、丈夫な胃袋作りの為なのだ。
 大子牛部屋には、個別に入れる寝床がある。寝ながら牧草も食べられるし、暖かくて綺麗だ。だが、カツコは狭いところが嫌いで、絶対に利用しない。エサを食べるところに陣取り、邪魔で動かそうとしてもなかなか動かない。みんなが糞尿を垂れる場所なので、彼女はいつも汚い。
 南の採草地で、走る黒い影があった。牛だ。こっちに出られると、場合によっては隣を襲いにいくことがある。急いでトラクターに乗って出かける。だが、妊娠牛放牧地には、12頭全部居た。俺が見に来たので、牧草をもらえると思って帰ってきたようだ。一応見回りに行った。農道に、足跡がついていた。採草地には、堆肥を撒いた所だけ、緑色のスジが出来ていた。堆肥が効いているのだ。
 牧柵を見たら、一カ所ケーブルが下がっている場所があった。断線していると思って触ったら、数万ボルトの電圧が俺の心臓を刺激してくれ、凄く目が覚めた。電圧かかっているのに、またいで行ったようだ。犯人はマユコ(福栄←賢深)で、更新候補に挙がった牛だ。彼女が電牧を超えるようになったのは、こゆきの影響だと考えられる。あまり続くようなら、更新することも考えなければならない。
 夜牛舎を始めたら、自分がシャリバテになっているのに気がついた。腹が減って血糖値が下がり、力が入らなくなってしまうのだ。しかも、動くとかなり辛い。対処法は、炭水化物を食べることだ。やむなく、一旦家に帰り、頂き物の冷凍コロッケを囓った。
 今日の星空は、綺麗だった。でも、週間天気予報では、獅子座流星群極大の17日夜から18日未明は、流星観察に向きそうにない。
 俺は、獅子座流星群に嫌われているようだ。流星痕を残す大きな流星は見ているが、雨のように降る流星雨は見逃している。沖縄やニュージーランド、日にちを間違えて寝てしまったなどで、いつもチャンスを逃してきた。今回も、無理かな〜。
 18日午前2時頃には、巨大な流星が見られるかもしれないらしいが、この天気ではね〜〜〜。しかも2時なんて、一人では起きていられないし・・・。誰か、一緒に観察する人を募集するか?