悩み多き・・・

yonemiki2009-11-11

 ゴロウは、俺が牧草をほぐしはじめると、その上に乗っかってゴロゴロ転がる性質があるのだが、カラーを着けていても同じである。転がりにくそうだが、彼の中では譲れない楽しみらしい。カメラをかまえるために遊んでやっている手を休めると、次の瞬間に飛び退いてしまうので、なかなかいい写真が撮れない。
 さて、年越し対策である。
 子牛の身体測定をやり直してみた。
 里次郎は、胸囲体重で300kgをちょっと超えている。1ヶ月後に、ギリギリ300kgを切るくらいであろうか?一応、出荷牛としてエントリーしておこう。
 母牛を売りに出すことを、農協にも相談してみた。
 一番候補に挙がってくるのは、出産を終えたユキ(賢深←北国7の8)だ。『安茂勝』を種付けしたが、もう歳なので、肉の値段にしかならないそうだ。500kg弱で5万円くらい?屠場に送り出すということだ。
 嫌なことだけを記憶するサトコ(平茂勝←安福165の9)が、次の候補に挙がる。『若茂勝』が着いていて5月出産。彼女は、繁殖として使ってもらえるだろう。
 フク(賢深←北国7の8)は、腹に入っている子が出るまでは売れないし、屠場に送るだけの踏ん切りがつかない。アキコ(福栄←賢深)は・・・辛い決断だ。
 母牛が増えて、牛舎に収容できなくなり、妊娠牛放牧地から連れて帰ってこられない状態なのから、ある程度仕方ない。母牛候補として、ハルカ(百合茂←北国7の8←安平)を残した無理が出てしまった。明日までに、決めなければならない。
 元八郎が、蜜五郎の陰部を執拗に吸うので、脱腸になりそうだ(もうなってしまったかも知れない)。コルセットを着用したが、隙間から吸い出してしまう。やむなく、元八郎は別室に移動させた。哺乳の所要時間が2倍になるが、仕方ない。
 幸五郎を、このまま母牛に着けるかも、まだ悩んでいる。牛飼いは、悩み多き仕事なのだ。
 晩飯は、ベーコンエッグだ。手作りのベーコンブロックを贅沢に厚切りして、ジックリ火を通す。半熟卵に適度な塩味が移り、凄いご馳走だ。