ゴロウの手術

 目覚めると、カイトが焦っているのが判った。階下に降りてみると、粗相がしてあった。踏み荒らされる前に、外に出した。ゴロウは、夜の用足しに出忘れたりすると、たまに粗相しているが、カイトが粗相をするのは珍しい。台所に行ったら、大もしてあった(-_-;) 今日はゴロウの手術なので、飲み食いをさせないために、車の荷台に乗せた。
 後始末をしていて、朝牛舎に行くのがすっかり遅くなってしまった。幸五郎は、元気に乳を吸っていた。
 平スコが壊れたので、農協に買いに行った。クミカンの明細をもらって、ショックを受けた。3頭の子牛を売っただけでは、年越しが出来ない(T_T)/~~~ 10ヶ月になる福六郎の身体検査をしたが、とても出荷できる大きさではない。300kgを切るかも知れないが、里次郎や瓜四郎も出そうか?それとも、母牛を売るか?ちょっと農協と相談してみよう。
 ゴロウの手術だ。2時半と聞いていたので、俺は家で待っていた。獣医さんは、共済で待っていた。どうもすみません(^^;;; 予定より大分遅れた。
 いつものように、2頭を荷台に乗せて行ったのだが、カイトを残してゴロウだけ手術台に乗せられるか、ちょっと心配だった。でも、ゴロウにだけ降りろと言うと、カイトは我慢して荷台で待っていた。
 ゴロウは、動物病院をとても怖がる。檻に入れられるのも、怖がる原因らしい。上あごに出来た出血性腫瘍が、だんだん大きくなるのだが、その手術をためらっていた。手術は、宿泊を伴うからだ。今回、獣医さんのご好意により、宿泊せずに手術をしてもらえることになったのだ。
 全身麻酔をかけ、昏睡したところで部分麻酔をかけて腫瘍を切り取った。腫瘍の根は意外に深く、開いた穴は縫い合わせて塞いだ。かっこわるくなるかも知れないとのことだったが、綺麗に仕上がった。どうもありがとうございます。
 ビクトリアンカラー(エリザベスカラーの間違い)を着けたゴロウは、動きにくいわ、麻酔が切れて痛いわで、ちょっとしょげていた。