刈り取り

 雨は、朝まで残った。危険なので、午前中の刈り取りを諦めた。
 こゆきの排卵確認に来てくれた。無事排卵していた。
 我慢していたのだが、午後から刈り取りに出かけた。肥料を撒いていないので、草丈は驚くほど低かった。
 わだちが深い傾斜では、トラクターが1mほど横滑りして、気持ち悪かった。オフセット牽引のモアコンディショナーは、トラクターの後ろにまでずれて壊れてしまうので、刃をあげて刈り取るのを止めた。
 でも、他の場所ではあまり危険な思いをすることなく、快適に作業できた。途中までは・・・
 半分くらい刈り取ったところで、突然モアコンディショナーが止まった。ドライブシャフトとユニバーサルジョイントを留めているロールピンが折れ、外れてしまったのだ。
 作業を中止し、ユニバーサルジョイントとドライブシャフトを持って、機械屋さんに行く。そんな太くて長いロールピンは、在庫していなかったので、いろいろ捜していただいた。とりあえず修理できたので、続きは明日。
出荷牛の採血に来ていた若い獣医さん(♀)が、
「赤いツナギが、似合っていますね。」
と言ってくれた。こんなお世辞でも、嬉しいものだ。
 夕方、腹を空かせたモトツボクミコは、ミルクをもらう前に、フードボトルを熱心にしゃぶっていた。俺の経験では、こんな子牛は滅多にいない。