朝から、太陽にやる気がみなぎっていた。
 昨日踏み固めなかった農道の土だが、この天気で放置すると、乾いてパフパフになってしまう。今日は、種付けがあるので、牛舎で獣医さんを待たなければならない。
 と言うことで、朝牛舎後、朝飯前に現場に向かい、一通りユンボのキャタピラで踏み固めた。土が乾いてしまった後は、踏んでも固まらないし、雨が降ったら流れてしまうのだ。
 今年初めて、ミンミンゼミが鳴いていた。単調なエゾゼミの鳴き声を聞き慣れていると、たまに聞くミンミンゼミの声は華やかで良い!
 ヒカリ(安平)には、『百合茂』を着けたかったのだが、内診の結果は良くないらしい。『鉄兵』にランクを落として着けてもらった。値段が全然違うし、百合茂は入手困難なのだ。それに、我が家の成績だけを見たら、百合茂は着きが悪い。
 シマコ(平茂勝)が、発情していた。午後か明日の朝か迷ったのだが、午後から来てくださることになった。
 と言うことで、午後も動けない。牛舎周辺の仕事をした。
 獣医さんは、夕方来てくださった。シマコも、『安福久』を着けたかったのだが、ランクを落として『若茂勝』になった。
 これも我が家での感触なのだが、出産後2回目の発情はとても良い外部兆候が現れ、種付けしてもわりと良く着く。だが、3回目の発情はちょっと外部兆候が悪いことが多い。そんな時は当然、着きも悪い。4回目の発情まで待てばいいのだろうが・・・。
 わりと繁殖成績が良いのは、早め早めに種付けしてしまうからなのだが、あまり早い種付けの場合高価な種は使えない。自分で内診が出来たら、思い切って着ける決心がつくと思うのだが、習うチャンスもないのだ。
 秋になって、ハウスのピーマンが立派になった。これまでは、ちょっと太ったシシトウのようだったのに、パプリカのような大きくて分厚い甘いピーマンが沢山出来る。焼いて食うと、美味いのだ。
 月が綺麗だった。