ユキ出産 水道山刈り取り 

 朝牛舎に行くと、予定日を過ぎたユキ(賢深)が、そろそろ出産しそうな雰囲気だった。とりあえず、普通に糞出しなどの仕事をしながら様子を見たが、午前中は出てこなかった。
 予報では、今日はそれほど良い天気ではなかった。だが、昨夜の雨で地面は濡れていたが、青空が広がった。午前中は無理だが、昼過ぎれば刈り取りに行っても良さそうだった。飯を食ってから、おもむろに作業機の付けかえやトラクターの整備をする。
 燃料を補給しに牛舎に行ったら・・・産まれていた。ちょっと大きな牝だ。すぐに立ち上がり、運古の上で転んだ。ユキを放し、子牛には米ぬかをまぶす。ユキは、一瞬で舐め取ってしまった。子牛が綺麗になれば良いんだ。ヘソの緒を消毒し、人工初乳を飲ませた。
 なんとなく『ちよこ』(平準化の種)と命名。母乳を吸うのが上手い!
 予定よりちょっと遅れたが、刈り取りに行った。
 まだ完全には乾いていなかったので、急斜面ではトラクターのタイヤが、草地を醜く傷つけた。2番草はあまり伸びていないが、9月になると乾くのに時間がかかるのだ。