ヤスヒメ出産 八雲へ 日食 刈り取り

yonemiki2009-07-22

 昨夜寝る前に監視カメラで見たときは、産まれそうな兆候は無かった。だが、朝起きて一番に見たら、既に後産が下りていた。急いで着替えて、車で牛舎に直行!
 子牛は、ヤスヒメ(安平←平茂勝)の顔の前に寝ていた。大きな雌だ。名前は、『おとひめ』(平忠勝)に決定。
 おとひめは、足腰がしっかりしていて、立ち上がってどんどん歩いていく。母乳を吸い、人工初乳も飲んだ。米ぬかを振り掛け、体の汚れを綺麗に舐めさせるのだが、おとひめはどんどん歩いて行ってしまう。落ち着かせるのに、ちょっと苦労した。
 これで、今月の6頭出産は終わった。雄:牝=4:2で、なかなか嬉しい。(雄の方が高く売れるから)

 ゴロウの抗てんかん剤が無くなったので、俺の薬をもらうのも兼ねて、八雲に行った。予報では雨だったはずなのに、全然降っていない。道すがら、まだ刈り取っていない牧草地を、ポツポツ見かけた。俺のように『和牛には、飽食させても太らない刈り遅れの牧草も、必要なんだ。』とうそぶいている牛飼いならいざ知らず、牧草の栄養価が乳量に影響する酪農家にとっては、致命的な刈り遅れだろう。ずぅっと天気が悪かったから、仕方ないのだ。
 主治医とは、副作用が出来るだけ出ない形での、薬の止め方を話し合った。もうちょっとだ。

 雲の隙間から一瞬顔を見せた太陽は、40%ほど欠けた部分日食だった。
 雨は降らなさそうなので、刈り取りに行った。始め、ディスクモアで刈っていたのだが、プーリーを止めているネジが脱落し、使用不能となった。
 モアコンディショナーに付けかえて再出発!刈り取り速度は全然遅いが、乾きは早いのだ。登りでは、100馬力のフォードが、黒煙を吐いた。ギアを落とさないと、登っていかない。肥料をあまり撒かなかったので、草丈はとても低い。
 夕方までには、なんとか刈り取ることが出来た。

 俺は、やっぱり人工哺乳が合っているのかな?すぐに餌を食い始めるし、何よりなつく。乳量の豊富な母牛に着けた場合、人工哺乳では真似できないほど大きくなる場合があると感じているので、最近母牛に着けているが・・・。こゆきとツボミの2頭から乳を吸っている蕾次郎は、産まれ落ちは小さかったのに、見違えるようにでかくなった。
 果穂三郎とハンナは、今夜から制限哺乳に切り替えた。子牛部屋に入れたら、何が何でも出てこようとして困った。