休息日 代理母作戦 サトコ発情

 体の節々が痛み、体力の衰えを感じさせられた。雨の音が心地よい。しばらく、ベッドの中でゴロゴロ過ごす。
 こういう日は、雨の日にやるべき事をあれやこれや考えるより、やったことだけを肯定的に書いた方が体によい!
 ちょっと遅めの朝牛舎に行った。完全にボケボケで、エサの量を何度も間違えた。
 出産日を過ぎたシマコとヒカリだが、俺の体力と牛舎の都合上、外に出てもらった。
 頑張って授乳していたツボミだが、今日で超早期母子分離をすることにした。蕾次郎は、こゆきの豊富な乳を吸ってもらう作戦だ。
 現在こゆきの乳を吸っている綾五郎は、母乳で腹一杯になりすぎて、配合飼料をほとんど食べないのに、ものすごくでかい。蕾次郎には、その乳量を利用したいし、綾五郎には徐々にエサを食べてもらいたい。
 一方、果穂三郎は充分なミルクを飲んでいるようで、産まれた初日からすごく元気よく走り回っていた。
 そんなことをやっているところに、サトコが押し入ってきて、他の牛に乗っかり始めた。発情である。まだ早いのだが、サトコは簡単には捕まらないので、このチャンスにスタンチョンに繋いだ。獣医さんには、夕方遅くを予約した。
 ちょっと横になって休んでから、敷きワラ交換だ。汗だくになった。カツコが発熱していた。
 水菜蕎麦を食べて、獣医さんが来るまで横になって休んだ。天気が良くないので、気が楽である。
 サトコの卵胞は、まだ堅いと言うことで、明日の朝種付けすることになった。
 夕方、こゆきの乳首に蕾次郎を吸い付かせることに成功した。吸い終わっても、乳房の大きさがあまり変わらない。その後で、綾五郎に吸わせた。この作戦が、吉と出るか?凶と出るか?
 休んだので、体が軽くなった。