地均し 中国野菜

yonemiki2009-06-09

 雨が降っていた。路面が濡れる程度なのだが、この天気では牧草は乾かない。刈らなくて良かった。
 本州が梅雨になると、オホーツクの高気圧の影響で、しばらく晴天が続くのだが・・・移動性高気圧の晴では、早刈り牧草は乾燥しない。
 天気図を見て、何で木曜日だけしか雨の予報ではないのだろうと思っていたら、午後になって金曜土曜も雨の予報になっていた。焦ってもしかたがないが、もしこのままパッとしない天気が続いた場合、どこかで覚悟を決めて刈り取らなくてはならない。その見極めが、自信ない。
 古くて始動性の悪いユンボだが、昨夜からバッテリーを充電していたので、今日は一発でかかった。
 動きは遅いが、力強い。堅い地面に悲鳴を上げながらも、確実に土を掘って低いところに運んでいった。
 高いところを50cm削って、低いところに積み重ねれば、傾斜が緩やかになるはずである。せっかちな俺は、地均しなどの作業はあまり向いていない。何度も走って丁寧に作業すれば、かなり平らになるはずだ。
 元々この場所は沼地のようになっており、入植した当時はトラクターなどでは近づけなかった。そこに暗渠排水を掘り、土を運んでこのような作業ができる場所にしたのだ。あの頃は、利用価値のある場所になるとは思えなかった。
 だんだん平らになってきた。

 飽きたので、食料の買い込みに行った。道中、ハヤブサが地面に舞い降りているのを見つけた。ちょっと得した気分。
 安い食材を買うのだが、中国産と書かれた物は、極力買わない。
 景気の後退で、安い中国野菜の需要が高まっているそうだ。だが、安全性と共に、農家の端くれとして、できるだけ国産で暮らしたい。
 こうして、ビンボ〜 一直線なのだ!自家野菜が出来るまでの辛抱だ。