吐瀉物 さらに、冷え込む

 夜中に、ゴロウが吐く声がした。薄暗い灯りの中で階段を降りたら、吐瀉物を踏んでしまった(T_T)/~~~  階段の下に、4つの大きな固まりがあった。『吐き気がするから、外に出してくれ』と言いたかったのだろう。
 大荒れで、山鳴りがした。冷え込みはさらに厳しく、室温は氷点下となる。水道の水が出にくくなっていた。洗濯物は堅くなって、風呂場の水道は凍っていた。ちょっとは暖房しなければならないかな〜。
 牛舎は、氷点下7℃。吹き込む雪は、昨日より少なかった。
 でも、水桶は芯まで凍っており、バケツを壊さないように氷を取るのが大変なのだ。少しお湯を混ぜて、ちょっとでも飲みやすくしてやる。
 エサはよく食べてあり、ちょっと嬉しい。
 馬達は、全然平気で出歩いていたが、母牛達は寒くて谷間に集まっていた。寒いときには、美味しい物を食べるといい。そう思って、サイレージを運んでやったのに、誰も吹きさらしの草架に来ようとはしなかった。俺は、腹が減ると寒いのだが・・・。
 気温以上に、風が強くて応える。森が切られたので、牛舎に当たる風が強い。