サヨコ誕生 日暮れの脱走!

 結局、10時に出産だった。予定日より1週間以上遅かったので、幸五郎と信じていたが、大きな雌だった、サチコ(美津福←北国7の8)の子ども・・・サヨリ・・・細くなりそう。ハッピィ・・・安易。『サヨコ』(茂勝栄)に決定。
 親子確認がしっかり出来たところで、寒いので家に連れ帰り、暖めてやる。カイトが、熱心に舐めてくれた。
 2回目の初乳を飲ませるまで、俺は寝れない。仕方ないので、映画を観た。ときどき、体をさすって消化器の動きを促す。1時頃立ち上がったが、なかなか飲んでくれなかった。何とか飲ませて、チョッキを着せ、産室に入れた。
 
 朝が辛いぜ!階段から滑り落ち、あたりの物を壊してしまった。かたづけるのが大変だぁ!
 サチコは良い母親なので、2〜3日は任せて大丈夫だろう。それより、制限哺乳の子牛たちが、元気に走り回って大変だ。
 朝昼合体の鍋焼きうどん、すき焼き風味を食べた。体重、体脂肪、元に戻った。
 
 牧草を持って行くのが、ちょっと遅かったのだ。山の向こうに、柵を出て行く妊娠牛の群が見えた。牧草を置いてやれば帰ってきてくれるかなと思ったが、甘かった。糞出しをしたあと、追い鞭を持って連れ帰りに行く。凍った急斜面は歩くのも大変なのだが、ひとりでの牛追いは、牛の3倍走らないと目的の方向に追えない。牛だって急斜面を登りたくないのに、脱走したのはてっぺんだ。
 冬の間は、こちらに来られないよう、細工をしなければならない。