多恵三郎の下痢 機械利用組合 

 室温2℃。寒気はちょっと緩んだ。わずか1℃の違いだが、氷点近くでは大きな違いで、確実に体感できる温度差だ。
 妊娠牛のヒカリが、電気牧柵を破って、馬の草架に来ていた。常習犯だ。俺は、結構良い草を入れたつもりなのだが、誇り高きポパイは、この草に口をつけようとしない。牛臭いのか?食べるのは、マロンとブランカと、妊娠牛のヒカリだけだ。
 凍った路面にパウダースノーがかぶり、恐ろしく滑りやすい。って言うか、転んでしまった(T_T)/~~~
 レイコは元気に母乳を吸っていた。吸う頻度が多いので、乳量は足りないのだろう。
 超早期母子分離すると決めた多恵三郎だが、白い下痢をしていた。ロタにしては、堅いような・・・。熱がちょっとだけあり、ミルクを飲もうとしなかった。ミルクが勿体ないので、俺に懐こうとしないキノコにやってみた。すると、抵抗無く飲んだ。早くも、自分の決定に迷いを持っている牛飼いであった。
 機械利用組合の会合があった。年に数回しか使わない機械を、すべて揃えるのは勿体ないということで出来た組合だ。俺は、堆肥撒きの機械(買うと中古でも百万円くらいだろうか?)を3日だけ使った。利用した時間数に合わせて、利用料を払うのだ。利用料は、機械の修理代などに使われる。実に素晴らしい仕組みだと思う。