風物詩

yonemiki2008-12-12


 
 朝晩の、風物詩となっている。子牛に乳を飲ませたい母牛が、牛舎の前で待っている。ゲートを開けると、一斉に牛舎に駆け込む。それぞれ、所定のスタンチョンに入り、子牛が出てくるのを待つ。子牛もお腹を空かせて鳴いている。部屋の扉を開けると、一斉に母親のところに駆けていき、乳首に吸い付く。
 制限哺乳することで、母牛の発情回復が早くなるだけでなく、子牛もお腹が空いてエサを食べるのが促進されるそうだ。我が牧場で、こんな頭数を母子哺乳させるのは初めてだ。失敗したら、来年の生活が危うくなる。でも、冬の方が牛舎にいる時間が長く、手をかけやすい。ミルク代も高いし・・・。初期成長は、人工哺乳より早いような気がする。
 カボチャが好きなポパイは、雪の下に埋まったカボチャを掘って、バリボリと小気味よい音を立てて囓っていた。カボチャは、体にいいからね〜!
 予定日になったアカリを、産室に入れた。産室に出産牛を入れるのは、久しぶりのことだ。いつも、部屋が足りなくて困っていたから・・・。
 
 俺の夕食は、サンマの刺身だ。島唐辛子付き!サンマは、お財布に優しいからね〜!