馬草架周辺除糞 久々の大脱走激(T_T)/~~~

yonemiki2008-11-23


 ミチルは、元気に母乳を吸っていた。昨夜確認できなかったので、ホッとする。ミツヒラシゲは、乳量も多いので、吸っている時間が短いのだ。
 昨日離乳した、綾四郎、牧三郎、マリヨは、エサを3kg/日も食べ、ミルクを欲しがって泣いていた。これが、悲劇を呼ぶとは、まだこの時は知る由もなかった。
 仕事は、早め早めにするのが、安心である。また脱柵される前に、妊娠牛の放牧地に2番草をやりに行く。みんなちょっと太り気味!

 馬の草架前がぬかるんでおり、トラクターが身動きするのも苦労した。分厚く堆積した牧草クズを、ユンボで剥がして堆肥にするため山積みした。馬に、新しい牧草を入れてやる。肩の荷が一つ降りた。

 牛舎側の草架にも、早めに牧草を入れてやろうと思った。ちょっと油断していた。ぬかるみでモタモタしている間に、マリヨに会いたいシゲヨが、出入り口から脱走した。
 アレアレ!困ったヤツ。この時も、その後の悲劇は想像していなかった。
 トラクターで外に出る間に、アカリも脱走した。アカリを柵に追い返し、シゲヨを追いかける。シゲヨは、いつもマリヨに母乳を飲ませていたスタンチョンに首を突っ込み、俺を待っていた。泣かせるぜ!
 でも、周りを走っている黒い集団は何?大子牛達の部屋を掃除したとき、鍵を閉め忘れたらしい。箒を使って、部屋に追い返す。血圧が上がる。

 振り向くと、もっとでかい黒い物体が入ってきた。モトツボだ。『なんでお前がいるんだ〜!』さらに血圧を上げながら、スタンチョンに繋ぐ。
 この時、事態は最悪になっていた。先ほど閉め忘れたゲートから、すべての牛が脱走し、牛舎の中に侵入してきた。追い鞭を持って、追い出す。そして、柵の中に追い込む算段をして牛を探すと、何所にも牛の群がない。

 足跡をたどると、隣に向かった形跡があった。トラクターで追いかける。ところが、隣には来ていないそうだ。???と捜索範囲を広げる。居ない!もう一度足跡をたどると、伐採された山に向かっていた。薄暗くなりかけた中、遠くに見えた。牛は、後ろから追いかけたら、何所までも逃げる。先回りして追い返さなければならないのだ。足場の悪い山道を、牛の前方に出るように遠回りして走る。左膝が痛いぜ!
 牛は、俺の何倍も速く走る。前から俺に追われた牛は、引き返し始めた。走って・・・。追いつけるわけがない(T_T)/~~~
 追い込み口を開けにいっている間に、何を思ったのか、牛の群は馬の放牧地に向かって走り始めた。あちらに行かれると、一人ではどうしようもないほどひどい目に会う。心臓が破裂するほど、滑って転びそうな斜面を速く走った。なんとか、最悪の事態は免れた。
 帰り道も、二手に分かれて逃げられたりしながらも、なんとか全員柵に追い込んだ。グッタリだ。

 牛舎では、事件の発端となったマリヨとシゲヨが、互いを呼び合っていた。心を鬼ににして、離乳!牛どもを牛舎に入れ、発情チェックをして追い出す。
 人と会う約束があったので、飯を食えたのは8時を回っていた。
 この大騒動と平行し、朝から友人依頼のベーコンを作っていた。先に報酬を受け取っている。こんなに美味しい報酬をもらったら、美味しく作ってお返しするしかないのだ!ちょっとつまみ食いしたが、メチャンコ旨かった!
 ずいぶん長いこと、流動食(ビール)を飲んでいないな〜。たまには、ベーコンをつまみに・・・ちんけな夢〜!