ソリ出勤 カズエ種付け ミツヒラシゲ出産

yonemiki2008-11-22

 どんなに歳をとっても、俺はお茶目なのだ!せっかく雪が積もったので、今日もソリ出勤。犬ぞりの写真を、ソリの上から撮ろうと思ったのに、カイトの妨害にあって、ゴロウは上手に引くことが出来なかった。妨害がなければ、ソリはすごい速さで牛舎の前を駆け抜ける。歩いて戻るのだ。
 寒気が緩むと、牛の生理作用も活発化する。残念ながら、カズエ(第一花国産子)に発情がきてしまった。『福栄』を着けた。
 お昼頃から、ミツヒラシゲ(平茂勝産子)のお産も始まった。
監視カメラで観察しながら、助産に行くタイミングを待つ。一次破水しても、なかなか出てこないので、しびれを切らして行ってみる。前足も頭も、正常に来ている。足の細さからして、残念ながらメスだ。産科チェーンをかけて、ゆっくり引っ張り出す。メスにしては、大きかった。『みちる』(金安平産子)と命名。ミツヒラシゲの子は、たいてい左に体が傾いて産まれる。成長するうちに治るのだが・・・。
 全身に米ぬかをまぶし、ミツに舐めさせる。舐め残しが無くなるのだ。生後30分で立ち上がり、哺乳瓶から人工初乳を飲ませた。寒気が緩んだとは言え、生まれたての子牛には寒い。チョッキを着せる。

 カイトは、足下で寝言を良いながら、走るそぶりをしている。立派にそりを引いている夢でも見ているのだろうか?