牛の数

 熊が気になったので、妊娠牛を見に行こうと思ったが、牛達は山頂に集まっていた。双眼鏡で、妊娠牛を数える。14頭いれば良いはずだった。
 1.2.3・・・13・14・15???
 どうなっているのだ?自分の牛の数を把握していない、牛飼いであった。何度も確認したが、熊は混ざっていないようだ。写真は、牛舎放牧地の牛達も山頂に集まって、境界の牛が区別付かなくなっているが・・・。

 不安定な天気で、とても蒸し暑かった。作業が終了すると、ツナギまで汗でずぶ濡れになる。すぐに臭くなるので、毎日の洗濯は欠かせない。
 テーブルの上に出しっぱなしだった口を開けた牛乳は、いつの間にかヨーグルトになっていた。とてもいい匂いがする。室内の在住菌が、乳酸菌ということだ。
 ナカボクが発情していて帰ってこなかったので、ついでに霧の中、牛の数を数えに行った。妊娠牛は13頭しか確認できず、ちょっと焦ったが、単独行動主義者のフクがもう一頭を引き連れて帰ってきた。やっぱり15頭だ。怪我をしている牛がいないか確認したが、大丈夫のようだ。
 うちには、27頭の母牛がいるらしい。