商売気のないお店 楽しい食事

yonemiki2008-05-26

 黒毛和牛の美味しさを、出来るだけ多くの人に知ってもらうため、俺は人が来る度に米村式すき焼きをご馳走している。友だちとたまたま都合が合ったので、美味しい黒毛和牛を堪能してもらおうと、いつもの店に注文してあった。
 この店は、肥育から販売までやっている確かな店で、安くて美味しい黒毛和牛肉を出してくれる。難点は、商売気が無く、注文した量より少なく発送したり、日にちがずれて客が帰った後に届いたりすることだ。
 今回は、何度も念を押して、日にちと量を確認していた。2kgの黒毛和牛肉は、友人を満足させるのに十分なはずだった。
 そう。はずだったのだ。午前中必着の包みを開けてみたら、どう見ても少ない。請求書を見たら・・・1kg・・・_| ̄|○
 今さら騒いでも仕方ないので、地元で手に入る肉を買って、量だけはそろえた。驚いたことに、値段は黒毛和牛とあまり変わらなかった。

家の前のナナカマドが花を開いた。リンゴは満開で、真っ白な花を咲かせていた。ツボミの赤い色素は漂白されたような白さだ。雑草を食べてもらうはずのジョンは、ウドやニワトコの花をせっせと食べていた。
 今日の除草馬はブランカとビクターのつもりだった。ブランカは、驚いたことに子馬のメグと共に走り回って逃げた。ゴロウは、今日も活躍し、ブランカを逃げられない場所に追い詰め、捕まえさせてくれた。偉いぞゴロウ!
 オリーブは、外の草を食べられるのがうらやましくて、どこか判らないところから脱走していた。除草係が沢山いるので、今年の我が牧場は綺麗である。

早めの夜牛舎を終えて帰宅しようとした時、視界の片隅を黒い物体が横切った。立木の間から、北山採草地が見え、そこに牛がいた。脱柵である。犯人(?)も手口も判っているので、バラ線を持って出かける。先日、スリムな姿で俺を驚かせたボス牛モトツボと、マサコだった。前回の脱走の時、丸くなったと思っていたが、今日ははち切れそうになっていた。
 俺に見つかると、さっさと藪の中を通って帰って行った。

 友人達は、黒毛和牛のすき焼きに舌鼓を打ってくれた。美味しさを、みんなに紹介してね!