雨 メロン種付け 狂犬病予防接種 忠犬
今日は一日雨だった。雨が嫌いなローズは、エサを持って行っても小屋から出てこなかった。同じく雨が嫌いなジョンは、諦めて雨に打たれて立っていた。馬達は、開放馬房に集まって、雨を避けていた。
ゴロウとカイトは、降りしきる雨の中、俺の動きを見逃さないように、ずぶ濡れで見張っていた。頼むから、雨宿りしてくれ!
牛舎では、雨が降り込んで、牛の寝床が濡れていた。外では、激しい雨の中、メロンが発情していた。発情しているのは判っているのだが、なかなかスタンディングしない。牛舎作業後、車の中で観察していたら、カイトが車の脇で待っている。倉庫の中に車を入れ、牧草ロールの上で一緒に観察した。12時までに2回ほどスタンディングしたので、午後遅めに種付け来てもらうように電話した。この時間の発情は、いつも迷う。
昼飯に帰って窓の外を見ると、ちょうどローズがエサを食べる為に、小屋をでるところだった。お腹が空いたのに、雨が止まないので意を決したようだ。トコトコと、エサが置いてあるリンゴの木の下に向かう姿は、なんとも言えずユーモラスだった。絶対、癒し系だ!
遅めに頼んだつもりだったので、メロンを捕まえに行ったとき、獣医さんが来て焦った。しかし、メロンはイイヤツなので、呼んだらすぐに帰ってきてくれた。『北仁』を着けた。
同時に、狂犬病予防接種の獣医さんも来た。ずぶ濡れのゴロウとカイトは、呼ぶとすぐにやってきて、お座りをして注射を受けた。大人しいので、喜んでもらえた。
夜になって、雨はさらに激しくなったので、犬達に気づかれないようにコッソリ牛舎に出かけたのだが、10分ほどしたら2頭ともやって来た。作業音が聞こえるはず無いので、俺が家にいるか時々チェックしているのだろう。
ずぶ濡れなので、シャワーを浴びさせ、ブラッシングしてピカピカにしてやった。