グラスサイレージ(牧草の漬け物)

グラスサイレージの切り草を使うようになって、サイレージの消費量が飛躍的に増えた。ラップサイレージ(牧場に積んである、白や黒いフィルムで包まれた丸いもの)の難点は、ラップフィルムを破ると再発酵が始まり、水分量が多いと1週間ほどで黴が生え始めることだ。我が家では、水分量が少ないサイレージを作り、開封後は枕木の上に置いたり、暑い時期は扇風機の風を当てて乾燥を促したりしていた。
 我が家では、グラスサイレージは子牛にしかやらないので、それほど数を作らず、品質を上げるために(黴びないように)通常の1.5倍ほど多くラップフィルムを巻いている。一昨年収穫したものに比べて、黴びはなくなったが、同じ日に収穫したものでも品質が違っていて、子牛の嗜好性が違う。水分量が少ない方が、子牛たちもよく食べるような気がする。
 ラップしてサイレージにすると、栄養価の高い早刈り牧草が収穫できるので、今年はグラスサイレージの増産を図りたい。

 俺の意志(下心)に関係なく、子牛たちはマイペースである。6月に出荷するつもりの子牛より、出荷しない子牛の方が大きくなってきたり・・・。糞出ししていると、人懐っこく邪魔しに来るのだ。

 雨が降るというので、家庭菜園に春菊とトウモロコシの種を蒔いた。