思いがけず乗馬 ゲート補修 イタチごっこつづく ミツバのおひたし

 仔牛にエサをやっていたら、牛舎の前を馬の大群が走り抜けた!
「・・・」
隣に向かったので、とりあえず追いかける。お隣の堆肥置き場周辺の雑草を食べていた。
 800mも引っ張って帰るのが面倒だったので、つい出来心で裸馬のままポパイに乗ってみた。あぶみがないので乗るのが大変だったが、ポパイは俺が乗るのに協力的だった。ハミもないので、脚の合図だけで家に向かう。ボス馬であるポパイが帰り始めたので、他の馬も慌ててついてくる。放っておけば全力疾走である。裸馬での全力疾走は、牧草地ではやったことがあるが、アスファルトの上でやって、もし落馬したらタダではすまない。
 最近友人ができて、手伝ってくれる人もいて助かっているが、その人達だって仕事がある。俺が大怪我をしたら牧場機能がストップするので、速歩だけで我慢した。馬の大群の先頭で裸馬に乗った俺を見て、植林をしている人たちが驚いていた。久々で、楽しい乗馬だった。

馬達が脱走したゲートを補修した。梨と梅の花が満開だった。リンゴの赤いつぼみが膨らんでいた。リンゴは、つぼみは赤いのに、開花すると白くなるのだ。俺は、7分咲きぐらいが好きである。

今日は、昨日よりさらに早く牛舎に行った。子牛が大きくなったので、水桶も20㍑から30㍑に変更した。ヘイネットの代わりに、牧草カゴを取り付けたところ、好評だった。
 親牛を牛舎に入れてみたら、シゲヨが帰ってきていた。_| ̄|○  
 サトコが帰ってこなかったので、今日もトラクターと自分の足で追いかけ回した。その時チェックしたのだが、電気はバッチリ効いていて、バラ線も切られていなかった。一カ所線が低い場所があり、そこを飛び越えられたようだ。
 サトコは、昨日より早めに牛舎に逃げ込んでくれた。牛舎に逃げ込めば、エサを貰えると学習させるつもりなのだ。でもサトコは、嫌だったことはすぐに覚えるが、いいことはなかなか覚えない、可哀想な牛なのだ。
 ローズは、除草豚としての働きを存分に発揮し、道路脇の並木下を、綺麗にしてくれた。
 晩飯は、家の前に生えているミツバのおひたしであった。卵とじにしたので、なかなかのご馳走である。もらい物の山わさびをかけて、ご飯が進んだ。