組替え 牛牧柵整備 ポパイの削蹄

 あまり頻繁に組替えをするものではないらしいが、雌雄やエサ食いの勢いに違いが出て、食べ過ぎて下痢をしている疑いがあったので、クラス替えをした。
 大子牛の枠に入った明里太郎は、先輩のハナエに意地悪をされていた。明里太郎が抜けた部屋には、雅次郎を入れた。百三郎とは仲良くやっていた。雅次郎の抜けた部屋には、多恵次郎が入る。美野里太郎より積極的にエサを食べていた。多恵次郎が抜けた部屋には、ヤスコが入る。ユメカはとても意地悪で、エサ箱に近づきたいヤスコを、追い立てていた。
 子牛のイジメは、長引かないことが多いので、静観する。
 昨日、電気牧柵二段張りをしてあったはずの前山放牧地から、採草地に牛が脱走しているのが見えた。機材を持って、柵補修に行く。行ってみたが、何処も壊されていない。ケーブルが低いところを、飛び越えたようだ。
 ついでなので、牛の南側外柵を、チェックして回った。断線しかかっている部分や、雪の時期に柵を上げたままになっているところがあったので、補修して回った。
 妊娠牛達がつきまとい、道具箱をひっくり返して困った。ボス牛モトツボが、すごく痩せているので驚いた。この牛は、良い牧草を置いてやると、たちまちはち切れそうになるほど太るのだが、雨に当てた二番草では太れないらしい。我が家では早期放牧するので、牧草が伸びる暇が無く、母牛が太らないのだ。写真はカズエちゃん(33平茂→第一花国)。臨月近くになると、牛舎側の良質牧草が置いてある放牧地に移動し、妊娠するまで飽食して太る。

 ポパイの後ろ足が裂蹄していた。かなり酷かったので、のこぎりで切り落としてやった。お利口さんのポパイは、黙って足を上げて切られるのを待っていた。