ブランカ出産 仕事がはかどった日 泥だらけのゴロウ

yonemiki2008-03-31

 日が長くなったので、昨夕のうちに脱走経路を塞ぎ、北山採草地に登れないようにしておいた。
 天国に一番近い牧場である我が家では、生と死はいつも隣り合わせにある。
 今年の春は、3頭の牝馬が出産すると思っていた。予定日が判らないので、朝昼晩と何度も足を運んで、出産していないか?難産していないか?確認しに行った。
 それでも、オリーブの子は救えなかった。マロンは、もっと早い段階で流産したかも知れない。お腹が小さすぎる。
 生き物の死は見慣れているはずなのに、何度見ても心が痛み、後悔の念に苛まれる。

 今朝早い時間に、カラスが騒ぐ声で目が覚めた。何かが起こったことを知らせている。
 急いで作業着を着て、ゴロウにてんかんの薬を飲ませ、馬の所に行った。ブランカの側には子馬がいない!
 と思ったら、柵の外に置いてあるトラクターに、子馬が吸い付いていた。乳首はそこではない!
 柵の中に入れ、開放馬房前広場に移動させた。足腰のしっかりした、元気な雌子馬だ。他の馬達も、歓迎の挨拶をしていた 。


 牛舎作業を終えて帰ってきたら、ちゃんと母乳を吸っていた。ホッ!雪が降ってきたので、子牛用に作ったチョッキを着せてやった。これだけ元気だったら、後はもう心配ない!
ブランカと子馬は、落ち着いたら貰われていくことが決まっているのだが、新しい命は何度見ても嬉しいものだ 。

 朝牛舎はもちろん、今日はよく働いた。大きな子牛部屋を作るため、あばらD型格納庫に堆積した土砂を搬出した。大量のEMボカシも仕込んだ。糞出しも頑張った。

室内犬のゴロウだが、なんでここまで汚れてくるのというくらい、泥だらけになって帰ってきた。せっかく掃除をした部屋を汚されてしまう。一気に風呂場まで走らせ、シャワーで念入りに洗ってやった。