何となく土曜日

 昨夜、2リットルのミルクを飲んだ幸四郎だが、今朝はお腹が空いていないようだった。まだ、胃腸が弱いのか?かなり粘ったが、結局ミルクをあきらめ補液をした。
 カネミは元気いっぱいで、母牛のミルクを飲み終わると、牛舎内を走り回っている。綺麗な牛舎ではないので、バッチーものを舐めるのが心配である。
 新車の1輪車を買ったので、はりきって糞出しをする。タップリ積んでもタイヤが凹まないノーパンクタイヤ。フレーム剛性も高い。路面の凸凹を、ダイレクトに持ち手に伝える。一長一短だ。
 切り草と米ぬかを使って、下痢をしている部屋の発酵床の復活を謀る。せんべい布団に成る前に撹拌しなければ、運盤(当て字)をほぐすのに苦労することを知る。とりあえず、熱源である子牛が寝れば、また暖かくなるだろう。

 妻がいるときの娘は、パワー全開で近寄りがたいものがある。妻に頼んでいることを、俺がやろうとすると怒るのだ。彼女なりに使い分けているようで、食べ物のことはお父さん、後のことはお母さんと決めているようだ。
 眠くなって機嫌が悪くなった娘は、一緒に寝てしまうしか対処のしようがない。
 
 幸四郎は、夕方になって腹が減ったようだ。ちょっと薄めのミルクを飲ませた。配合飼料を口に入れてやるのも控えた。だんだん強くなるでしょう!
 タエの挙動が不審だったので、陰部を検査したら、赤くなっていた。発情かな?タエは奥ゆかしいので、なかなか俺には発情を見せない。毎回、微妙な発情を見つけて、種付けしている。微妙な発情では、良い種を付けられないので困る。ビタミン剤などもやっているのだが・・・。
 ビタミン剤といえば、採卵予定のサトコは、新しいビタミン剤にとても冷たい。ホンのちょっとかかっただけで、配合飼料さえ食べようとしない。神経質な子だ。
 EMボカシの仕込みをした。ストーブの前で、促成発酵させる。